特徴

-特 徴-

Kibosi01宇土の雨乞い太鼓には、横から叩く長胴太鼓と、平置きにして上から叩くドラ太鼓(平太鼓)の2種類があり、全て欅(けやき)の巨木を刳り貫いて作られたものです。
長胴太鼓は23基あり、両縁に木星(きぼし)と呼ばれる14面体の飾り[写真左]が30数個づつ付いているのが特徴です。どうしてこのような飾りが付いているのかには諸説がありますが、元々、木のクサビで皮を固定するための穴だったものが、鉄製の鋲が普及した事によって不要となり、その穴を埋めるために飾りを付けたのが発端だと思われます。このような飾りを付けた太鼓は、熊本平野を中心に見受けられます。長胴太鼓は、一般的には台に載せた状態で片面から叩きますが、椿原地区のように10m程の担い棒を2本付けて、御輿のように担ぎながら叩くこともあります。
dora02 一方、ドラ太鼓[写真右]は、面を上にした状態で台に吊り下げ、それを数名で取り囲み上から叩きます。長胴太鼓を叩くのは基本的には1名ないし2名ですが、ドラ太鼓は多人数で叩く事ができるところに違いがあります。
宇土の雨乞い太鼓のもっとも大きな特徴は、その巨大さと数の多さにあります。最も大きな太鼓は、面の直径130cm、胴の長さ207cm、胴回り513cmを計ります。このほかにも面径が100cmを超えるものが15基もあります。地元には、「太鼓の大きさは村の財力を現わす」との考え方があり、農村部のほとんどの地区が競い合って大きな太鼓を所有していたようです。
旧来から伝わっている雨乞い太鼓のリズムは各地区によって若干異なりますが、基本的にはドーンドーンドンドンドンという単調なもので、そのリズムに笛や鉦の音を合わせて演奏し、それに女性達の踊りが華を添えます。
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